【レビュー】『「10年先の自分」をつくる』工藤公康

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私の好きなスポーツ選手(現ソフトバンクホークス監督)は、工藤公康さんです。

見た目が似てるという話は冗談としても、取り組む姿勢、考え方はとても参考になり、カッコいい存在だと言うのは、アスリートとしての活躍だけでなく、発言からも感じています。是非、一度、直接、お会いしたい方です。

「限界は、自分がそう思った瞬間に 訪れるものでしかない。 そう気づいてから、 自ら限界を作らないと決めました。とにかくやれることを 一生懸命やろうと。」

彼の名言の一つと言われています。限界論にはまることが多い私は、この言葉を忘れないように、手帳に書き残しています。

「10年先の自分」をつくる』 工藤公康

29年間プロ野球選手として活躍してきた工藤公康さんからのメッセージ型のビジネス本、いくつも、ヒントと気付き、勇気をもらえる言葉に溢れた一冊でした。

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“「変わり続ける」とはこれまでの経験を活かしながら、新しい挑戦をすること”

私は、元々は、変化が嫌いな人間です。落ち着いた環境の連続の中で、気持ち穏やかに暮らすのが好きなのです。
一方で、その同じことの繰り返し、日常であり、習慣になることが、プラスの側面としての安定感の裏側に、ルーティンになることで、思考停止になり、ただ、流されるだけの日々を過ごすことに、大いにリスクを感じます。

茹でガエルの法則と言われる有名な話があります。
「2匹のカエルを用意し、一方は熱湯に入れ、もう一方は緩やかに昇温する冷水に入れる。すると、前者は直ちに飛び跳ねて脱出して生き残るのに対して、後者は水温の上昇を知覚できずに死亡する。」

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変わらないことの大切さも理解しつつ、変わらなければ、いつの間にか取り残されてしまうという前提で生きなければ、大変なことになる。

その為に、工藤さんが言う通り、「変わり続ける」という新しいチャレンジは誰もが、いくつになっても必要なものです。
私が、今、ブログを始めたのは、「変わり続ける」自分として、未来を見据える為です。つたない文章であっても、続けようと心に誓った理由とも言えます。自分への危機意識なのかもしれません。

“自分から進んで、必死にとにかくやれることをやる。そのことに気付けるかどうか”

危機意識を持つだけではなく、具体的な行動に移すことを繰り返せるかどうか。
そこに、必要なのは、子どもや若者、新人と呼ばれる頃に自分が持っていた、必死さ、なのだと身をもって理解しています。必死さを熱すぎず、クールに演じてでも、コツコツと立ち向かえる人間の成長は、周りから見ていても明らかな姿として見えているのではないでしょうか。

“「他人」よりも「自分」。自分が進むべき道の「最善策」を考え、実行できるかが大切です”

自分よりも優れている人、同レベルの人、いろんな人と人間は比べたがる生き物です。工藤さんは、他人と比べることの無意味さと、自分自身への冷静な眼差しとして「最善策」を考えて、行動できることに価値を置いています。
今、他人と比較して、勝ち負け云々ではなく、昨日の自分、先週の自分、先月の自分、去年の自分よりも、どれだけ進むべき道へ向かっているか、行動をしているかに拘っていきたいと思います。

“大事なのは「個」。個々人が自分にリーダーシップを発揮しているチームは強い”

仲良しチームや、リーダーのキャプテンシーに対して賞賛するのではなく、結局は、強い個が集まらなければ、強いチームは出来上がらない。個々の力を伸ばし続けることが勝利に繋がることを、プロの世界で活躍してきた、工藤さんは訴えています。
常勝軍団の西武や、優勝請負人として各球団を渡り歩きながら、導き題した答えだけに重みが違います。

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周りに頼る、人任せにするのではなく、個人として、どこまで強くなれるのか。本気で立ち向かえば、この領域に達しないわけにはいかないのでしょう。

“新たな人と出会うこと、環境が変わることをどれだけプラスに考えられるかは自分次第です”

いつまでも同じ仲間と楽しく過ごすことは悪いことではありません。
私は、学生、社会人と移り変わるなかで、いろいろな方に会い、刺激を受けて、成長させてもらいました。また、多々、迷惑もかけて、信頼を失うこともありました。
リアルやネットの世界を含めて、新たな人と出会うことは、何らかの化学変化みたいなものを自分に発生させる、きっかけになります。

もちろん、出会いによって、人生が不幸にある場合もあるでしょうが、そこは、個人の取捨選択。出会いも別れも、最後は自分の判断です。

最近、新しい人に出会う機会が減っていました。
正直、億劫になっていたり、自分が守るべきものに固執していたと反省しています。
出会いによって、環境の変化によって、自分の知らない分野、世界を知ること、学べることで、もう一歩、大きくステップアップしたい。

私は、自分へのインプットを本や人から得ながら、その成果をアウトプットする場として、ブログを利用しようと考えています。もちろん、言葉だけでなく、行動が伴うことが前提です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。