【レビュー】『薬で病気が治らない理由』山田勇

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日本人の健康意識の高まりの一方で、医者・病院、特に、薬への信頼度は高いのではないでしょうか。私自身、毎朝、薬を飲んでいます。果たして、継続的に飲んでいる、この薬によって、どれだけ効果があるのか。長期間、飲み続けてはいるものの、大いに疑問は残っています。

『薬で病気が治らない理由』山田勇

日本人は薬が好きで、頼ることで安心している。

でも、薬の問題について、真っ正面から語るようなことは、医学会、薬剤師さんたちから見ても、タブーなのだと思っていました。

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大病院の薬剤部長が「薬で病気が治らない」と断言して、欠かれた一冊だけに、ショッキングでありながらも、とても説得力がある内容でした。

プラセボ(偽薬)であっても効果が出るという話は、良く耳にしますが、本当に薬の効果が体に表れているのか、副作用のリスクを知らないままで、薬を飲めば治るという発想が人を盲目的にさせているのかもしれないことがわかりました。

飲みきれないで残る「残薬」の話や、本当は危険な面もある薬について、治験の怪しいジェネリック薬品のことを述べられています。

薬をたくさん出されて喜ぶ人がいますが、飲み合わせによっては、リスクがかなり高いことも情報として開示されています。

また、日本の国民皆保険制度そのものが、効果と副作用などに個人差が出るであろう薬に対して、コスト意識も低くなっている原因なのでしょう。

サプリについての警鐘本は読んだことがありましたが、薬について語られている書籍は初めて読みました。

著者の山田さんが、とても良心的な薬剤師の方であることが伺えます。

最後に薬を減らして健康になる7つの黄金ルールまで展開。

① 飲んでいる薬を理解する
② 飲んでいる薬を記録する
③ 飲む薬の種類を減らす
④ かかりつけ医師、かかりつけ薬局を持つ
⑤ 正しく薬を飲む
⑥ 薬に頼らず、生活を改める
⑦ 薬は正しく保管する

薬を飲み過ぎている方、本当に健康になりたい方は、是非、ご一読をお勧めします。

この一冊を読んで、現在の常習薬(降圧剤)からの離脱を目指すことも、自分の目標に加えることを決めました。

大病院の薬剤部長が教える薬で病気が治らない理由/洋泉社

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