【レビュー】『ねこ背が治って心も体も強くなる!』小池義孝

シェアする

姿勢が良いだけで、第一印象も大きく変わります。歩きスマホ、パソコン利用時間の長さからか、猫背になっている人が増えています。


ねこ背が治って心も体も強くなる! : 全身の疲れがとれて「いいこと」いっぱい! (王様文庫)小池義孝

“私たちの身体は、骨、筋肉、血管、リンパ管など、すべてがつながっています。
 ですから、ねこ背のようにどこか一部分がゆがんで働きが悪くなると、そのゆがみを補おうとするほかの部分に負担がかかって、痛みが生じるのです。
 たとえば、痛めた右足をかばって歩くために、左足にいつもよりも余計な力を入れることになり、左足も痛くなる――そんな経験をしたことがある方もいらっしゃるでしょう。
 特に、背骨は人間の身体の中心にあり、全身を支えているだけでなく、神経を通すパイプの役割もあります。
 ですから、ねこ背で背骨がゆがむと、圧迫された神経が引き金となって、痛みやしびれが起こることもあるのです。”

私も、整体院に行くと、上半身の中で肩や腕が前にあるために、結果として、猫背に陥っているとの指摘を受けました。
鏡の前にでもいない限り、常に、自分の姿を意識することは難しいのですが、筋力が弱ったためか、どうしても、背中が丸まっています。

肩や首の凝りも含めてコンディションが優れない状態が続いています。特に、背中側がガチガチに固くなっています。

小池さんの考え方に従えば、私の背中は、「ねこ背」ではなく、「かめ背」となるのでしょう。

ねこ背を直すには、腹筋・背筋、インナーマッスル強化を指摘されるかと思いきや、筋肉の有無ではなく、足の裏の重心の位置、大腰筋を使った歩き方と呼吸法、マインドセットなどが大切であると書かれています。

“ひざ下から足にかけて2本の骨があります。太い骨と細い骨、2本の骨のうち、大腿骨に体重をかけるためには、内側の太い骨にのせなければなりません。内側の太い骨にのせるためには、足の裏の太い骨に直接つながる位置に体重をかける必要があります。足裏の中心よりもかなりかかと寄り、そしてわずかに内側(親指側)寄りですね。

 重心をかける位置を意識するだけで、正しくすねの太いほうの骨に上半身をのせることができます。”
“最初はぎこちないかもしれませんが、それは、今までと違う動きに身体が慣れていなくて、筋力が追い着いていないからです。とにかく、太もものつけ根のことは忘れて、みぞおちから足を動かす感覚を身につけましょう。そのうち、正しい動きに対応できる筋力がついてきますから、大丈夫です。

ところで、大腰筋は「体幹部(コア)」にあります。最近、注目が集まっているこの「体幹」とは、木に喩えれば、幹に当たる重要な部分です。スポーツのパフォーマンス向上に影響するだけでなく、立つ、座るといった日常のすべての動作に使う筋肉です。そして周囲の筋肉だけでなく、「背骨」や「骨盤」の動きにも影響を与えます。
でもなぜ、大腰筋を意識すると、背筋がスッと伸びてキレイなフォームで歩くことができるようになるのでしょうか?それは、大腰筋を動かすには、まっすぐ身体を起こさなければならないからです。
ねこ背でいては、みぞおちの下から足を動かすことは、できないのです。”

みぞおちから足を動かす感覚。なんとも、不思議で実践してみるとイメージと実際が合っているのか不安にはなります。ただ、歩く姿勢の意識作りには最適だと思います。


“ また、大腰筋を使うことで、上半身と下半身が、なめらかに連動します。

重心の位置が上がるので、歩くときはもちろん、ステップを踏むなど、すべての動きをするときに、足の運びが軽くなります。
大きく踏み込んで歩くと、かかとからきちんと着地できるようになります。ですから、「かかと→親指のつけ根で蹴る」という足裏の正しい体重移動が、なんの苦労もなく、知らず知らずのうちに身につきます。”

意識せずに、大腰筋を使えるようになったら、姿勢は改善されるのは間違いなさそうです。問題は、無意識にできるか、どうか。そこまで徹底できるのか、という点だと感じました。

私は、小池さんの方法に加えて、肩を回したり、意識的に、肩の位置を後ろに引くような動作を取り入れるようにしています。

姿勢で心まで強くなるのかは、私にはわかりませんが、少なくても、見た目の印象は変わり、体調全般が改善されて行くことは間違いなさそうです。

さまざまな健康本には、各著者の知識が多く盛り込まれています。
それぞれのやり方を加味しながら、飽きずに、全体バランスを整えることに、日々、時間を使うことを命題にできたら、ハッピーな生活を送れる土台になることは、期待できると私は信じています。