【レビュー】『KISSジーン・シモンズのミー・インク』

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ロック界のスーパースターである、KISSジーン・シモンズの一冊、KISSジーン・シモンズのミー・インクを読んでみました。

正直、音楽に関しては全く知識はないのですが、このタイトルとインパクトに惹かれたこともありましたが、読めば読むほど、なんとも強いキャラを感じさせつつ、ビジネスを立ち上げて、自分で自分を成功へと導いてきた姿が伝わってきました。

“こういう体験を詳しく語るのは、きみにも学び続けること、自分を教育することが自分の義務だと分かってもらいたいからだ。自分には能力がないなどと思ってはいけない。学び続けよ。そうすれば次第に能力が身につく。何をするにせよ、生まれつき十分な能力を持っている人間などいない。すべての能力は努力と学習によって身につく。”

ジーン・シモンズも恵まれた生い立ちや環境で育ったわけではなかったのです。

学び続けて、自分を教育すること、努力と学習による、自己成長を続けてきたことは、偉大であり、誰もが一歩でも彼に近づく為に、心がけて生きていくという姿勢を背中から強く押されているような感覚が残りました。

“一番重要なのはきみ自身だ!毎日、自分の野望、夢をしっかりと感じることがもっとも重要だ。その感覚こそがきみを行動に駆り立てる最大の原動力となる。大切なのはきみの意思だ。成功するまで絶対に止めないぞという誓いだ。何度「ノー」と言われても食らいついていく不屈の執念だ。そうした辛抱強さなしに大勝利はあり得ない。”

熱い言葉が続きますが、この根性論のような言葉。
不屈の執念をもって、自分の野望と夢に向かって突き進むしかない、というスタンスは、彼がミュージシャンというよりも、起業家としてビジネスを成功へ導いたゆえの言葉の深さを感じます。

最後は、自分の意志しかない!という温度感の高さは、最近、身の回りで感じることのない熱さです。クールでは成功せず、ホットな人間でなければならないことを、教えてもらえたような気がします。

“忘れるな。社会にいるのはきみだけじゃない。きみが目指しているものを同じように目指している人は他にもたくさんいる。その人はきみより良い印象を与え、きみより賢く、きみより目指す仕事の募集要件を満たしていて、きみより仕事に打ち込むことをためらわない。人生は競争だ。きみが望もうと望むまいと、きみは常に他人と競争している。だから、きみは「きみ」というブランドを守らなければならない。

ブランディングの話も色々な方が語っていますが、世の中は競争であり、自分のブランドを作り、育て、守るのは自分しかいないという現実を突きつけられます。

全体として、灰汁も強い内容はありますし、一般人と同レベルで考えてはいけないのでしょうが、随所に胸に刺さる言葉や考え方があります。

やはり、自分自身で行うチャレンジとセルフプロデュースのようなアプローチ方法です。誰かが教えてくれる、助けてくれる、という他人任せな考え方ではなく、自らを奮い立たせながら、突き進む為に必要なことを列挙してくれています。

最近、冷めてる方には、火傷しそうな本ではありますが、気持ちを奮い立たせて、突き進む人生を志向したい方には、最適な一冊だと思います。