【レビュー】『作家になれる人、なれない人―自分の本を書きたいと思ったとき読む本 』

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子どもの頃の夢をもう一度

子どもの頃、大きくなったら何になりたいか?という夢を聞かれたことを覚えていますか?

スポーツ選手、宇宙飛行士、ケーキ屋さん、アイドル…。

思い描く姿は、さまざまですが、果たして、その夢をそのまま叶えている人は、どれぐらいいるでしょうか。子どもの頃から、なりたい職業が「サラリーマン」だった、という方は少ないと思います。

私の小学校の卒業アルバムで、未来の夢を

「夏目漱石のようなベストセラー作家になる」

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大変、無邪気で、深く考えず書いていました。コミットメントしようと思ったことではありませんし、具体的なビジョンはありません。

もちろん、小学生の私は、夏目漱石を一冊も読んだことがありませんでした。あくまで、赤川次郎と書くよりは、カッコいいと考えた程度だったと記憶しています。

当時、外で遊ぶよりも、家の中にいて、勉強をしたり、静かに本を読んでいる子どもでした。いわゆる児童書は、早々に卒業して、推理小説などを楽しく読んでいました。時間があるから、勝手にプロットを考えて、推理小説風のモノを書いていました。(小学生が殺人事件を書いてる姿って、特殊すぎる子どものように思えます。)

でも、コツコツと書いていたのを覚えています。読者は、かわいそうな自分の担任の先生です。思い出すだけでも何とも恥ずかしい内容でした。小説というよりは、ドラマのシナリオのようで、会話ばかりでストーリーが進むものを書いていました。

自分が、少年から、青年、大人へと成長していく段階で、己の才能に気づき、この夢は封印しました。おそらく、溜めていた手書きの作品は、引っ越しのタイミングで断捨離しています。

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私が、30歳からSNSを活発に使い、楽しみ、40歳を越えて、ブログを始めて、コツコツと続いている理由は、楽しいという理由だけでなく、子どもの頃の、文章を書くのが好きで、誰かに読んでもらえるという前提があることが、潜在意識の中で、沸き上がっているエネルギーなのかも知れません。


作家になれる人、なれない人―自分の本を書きたいと思ったとき読む本 本田健 櫻井秀勲

作家になれる人、なれない人の違いはどこにあるのか?というポイントを伝説の編集長の櫻井秀勲さんと、ベストセラー作家の本田健さんの二人が語る一冊を読みました。

お互いを深くリスペクトしている二人の共著だけに、対談集で終わるレベルではなく、興味深い内容でした。

改めて、作家になれる人、なれない人の間には、明確な差、壁があることを納得させられました。

もちろん、本の売り方(宣伝)という部分も大事だと思いますが、どうやって、何を一冊にまとめるのか、どんな編集者と協力しながら書き上げるのか、など、有名な著者の例も取り上げられていることで、理解が深まりました。

出版業界は、ベストセラーが出にくいにも関わらず、毎日新刊が出ています。

本を何冊も書ける人もすごい存在だと思いますが、人生の中で、渾身の一冊を出せる人も立派な存在に違いありません。

本を書いてみたい、と少しでも頭に思いがよぎるのであれば、一読することをお勧めします。

私の場合、現在の表現力、語彙力、知識など総合的に弱いと思うので、難しいと判断します。ですが、子どもの頃からの夢ではあります。簡単に諦めて、一生を終えてしまうのは嫌なのです。

最近、作家の方の出版記念イベントや、セミナーなどの機会でお会いする方もデビュー作を書くのに、相当苦しまれていた話を聞きました。

また、世の中には、商業出版を希望して、文章講座、出版塾、など各種学びの場が用意されており、切磋琢磨されていることも、知る機会が増えました。

本物の作家になるには、1冊ではダメであり、何冊も出版しなければならず、その為には、1冊目がヒットして、次作に取り組むことが求められます。

もっともっと、インプットを積み上げて、この【サラサポ】ブログを通して、アウトプットのトレーニングを続けることが、今、夢を取り戻す為に必要な道だと信じています。

サラリーマン同志の方も、子どもの頃に抱いた夢を思い出してください。

年齢も踏まえて、チャレンジが厳しいことも多いと思いますが、自分の成長を求めて、夢に向かって立ち向かうのであれば、私も全力で応援させていただきたいと思います。