「私の責任のとりかた」by 井村雅代ヘッドコーチ

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私の責任のとりかた

リオオリンピックが閉幕しました。熱戦をテレビの前で夢中になっていた方も多いと思います。多くの競技でメダルを取り、盛り上がりをみせていました。

その中で、異彩を放ったのが、シンクロナイズドスイミングだったように思えます。

あの鬼のようなコーチが日本に復帰し、メダルを奪還することを最優先に、厳しく選手を鍛え上げた姿と、その後の選手との喜ぶ表情が印象に残りました。

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「選手たちにはしんどい練習を強いたが、これが私の責任のとりかた」
by シンクロ・井村雅代ヘッドコーチ

批判の多い「地獄のスパルタ指導」で有名な井村ヘッドコーチ。日本水連など関係各位から批判も多かったそうです。

(1)軍隊的練習 

1日の平均練習時間は、12時間以上。合宿を143日間。

(2)生活指導

部屋の整理整頓、涙の禁止など

(3)なれ合い排除

仲間の失敗に対して怒れる関係性

確かに、昭和的な印象は醸し出しています。スポーツの戦う集団を率いたり、ビジネスの現場で戦う組織には、これらの要素は、本質的には求められているのではないでしょうか。

ハードワークを繰り返す、規律を持つ、周りに(自分にも)甘くならない。

選手としてはつらくて逃げ出したくなったり、組織の中の個人としては厳しさを感じるでしょう。

選手を怒鳴りつけている井村コーチの姿を映像で見せられると、その厳しさだけが注目されます。彼女は、日本のシンクロに「メダルを奪還する」ためには、全力で取り組んでた結果だと思います。

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井村コーチの強い思いは、勝負師そのものです。選手から見れば、怖い鬼コーチで、大変な毎日だったでしょう。もし、メダルが取れなければ、指導方法も含めて、過去の栄光をすべて失うリスクを取ってまで、挑んだチャレンジを支えた思いは何だったのか。考えさせられます。

とかく、緩く、ラクに、乗り切っていこうという風潮がありますが、本気で結果を出すためには、どこまでも厳しく追い込んで、妥協をしないということは重要です。

オリンピックの選手たちを見て、私たちが感動するのは、極限まで自分を追い込んで、勝負にこだわってきた彼らの努力、忍耐、苦労を感じるからに違いありません。

サラリーマンも、会社や上司の責任へ転嫁したり、厳しい情勢から逃げ出すような方もいるかもしれません。でも、強い気持ちを持って、厳しく課題や目標に取り組んで、目指すゴールを勝ち取るという姿勢は、井村コーチから学べることだと思います。