給料日とナリワイを考える

給料日のありがたみとナリワイ

給料日になると、自分の銀行口座にお金が振り込まれている。

サラリーマンをしていると、当たり前の感覚なのですが、もし、独立したり、フリーランスだとこういう安定感は感じることはできないのかもしれません。

自分の父親などは、給料袋を家に持ち帰っていた世代なので、家族として、ありがたみを感じていました。一ヶ月の労働への感謝と、安定して給料をもらえていることへのありがたみを、子供ながら感じていました。父親の誇らしげな顔も思い出します。

私は、新卒で入社した時点で、給与振込ですから、手元に渡されるのは給与明細のみ。今では、その明細すら、イントラネット上でチェックするだけ。

本当は、明細をちゃんと見ながら、税金のことなども考えるのが正しい姿なのだろうけども、どうしても、口座に振り込まれた金額だけを意識してしまう。

「給料が遅延した。振り込まれていない。」

というのは、勤務先の一大事であり、普通は、月一回、確実に振り込まれている。

考えてみれば、自分の給料を誰かが計算して、振り込まれるまでの間には、いろんなプロセスが存在しているはずなのに気にならないですんでいる。

「サラリーマンは、気楽な稼業ときたもんだ」

とは決して言えないけれども、給料が安定して入ってくるということは生活の安定を生むのは間違いない。

もし、自分が経営者だったら、給料日は違う感覚になるだろう。単純に人件費というコストとみるだけでなく従業員と家族の生活を支えているのだから。


ナリワイをつくる:人生を盗まれない働き方伊藤洋志

日本人は、昔、1人で複数の仕事、ナリワイを持って生きていたという事実をもとに書かれた一冊。単純にダブルワークを推奨するようなレベルではなく、自分ができることを増やしながら、本当の小さな仕事、スモールワーク的な存在を増やしながら、生きていくスタイル。

なかなか、普通の感覚をしているサラリーマンには理解はできても、共感は得られにくいかもしれない。自由と楽しさはあるが、安定感は失われる可能性が高いのだから。

「人生を盗まれない働き方」というサブタイトルが、私の胸には突き刺さりました。

会社に雇われて、必ずしも自分に適任であったり、希望していないような、1つの仕事だけで、一生を終えてしまうのはつまらない生き方かもしれないというアプローチには心が揺さぶられるものがあります。

週末の時間すら、何かパッケージ化されたレジャーにだけ、はめ込まれるような人生は、本来は、ぜんぜん楽しくないのかもしれない。

ナリワイを複数持ちながら生きる自由人の存在を認めて、気持ちだけでも、休日だけでもナリワイ的な楽しみを増やしていく生き方にチャレンジしてみるのはどうでしょうか。

頭を柔軟にしてもらうためにも、この一冊はオススメです。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。