【レビュー】『書かなきゃいけない人のためのWebコピーライティング教室 』森田哲生

「書きたい人」と「書かなきゃいけない人」の狭間に

なぜ、毎日、このブログを更新しているのだろう。意味がある行為なんだろうか。

ブログをスタートしてから11ヶ月経過してみて、何度も、同じ思いに襲われたことを思い出します。

誰が読んでくれてるのか。読んでいて楽しい、面白い、共感を得られる内容なのか。ただの独りよがりなのか。

そもそも1円にもならないことに時間を割いてる暇があるならば、他のことをやった方が良いのではないだろうか。

そもそも、なぜ、ブログを書き始めたんだろう

何を目的に、どんなゴールを描いていたのだろう。

この原点に戻ることは、毎日、漫然とブログを書くよりも大事なポイントだと理解しています。

もし、私が演じるのが得意だったら、エキストラ出演を楽しむために、毎週末を過ごしているでしょう。(実際に1度だけ、エキストラ出演したことがありますが)

カメラや映像が好きだったら、どんどん撮影に出かけて、編集・加工などをしながら、作品を個人的に楽しむか、なんらかの企画に応募しているかもしれません。

料理が好きだったら、こだわりのレシピを作り上げて、日夜、創意工夫をして楽しみ、家族や知人に振る舞っているかもしれません。

ここで大事なポイントに気がつきます。

得意や好きだと本人が思っていることが大事なのであって、人からやらされている、仕事にしたり収入を得ることが目的ではないという基本軸を思い出すことができました。

一方で、私は書きたいという願望に突き動かされる部分を抱えながら、「書かなきゃいけない人」としても過ごしています。

はっきり言えば、書くという同じ行為なのに、自由度も違えば、ゴールも違うことを同時並行しているので、頭の中が混乱した時期がありました。

専業ライターさんや副業ライターさんならば、1本書いて「いくら」というわかりやすい指標があります。単価が高い、安いは別の話です。

私の場合、「書かなきゃいけない人」=「中の人」という仕事は、成果が短期的に出るほど簡単なものでもなく、継続していくことと制約条件の中で、ネタを探して、まとめる作業をコツコツと続けています。

楽しい仕事とも言える一方、このゴールはどこにあるのか、何をモチベーションにしたらいいのか、悩んでいました。

結果として、このブログを書くことにも楽しみが減ったような気がしていたのです。

それから、Webライティングの本や、マーケティング系の本も読みあさる生活がスタートして、専門用語と考え方が頭の中にリアルに落とし込みができて、ようやく、バランスを取れて、安定感が出てきました。

たぶん、この苦しみは、「中の人」と個人ブログを併用している人に限る悩みなので、どちらか一方であったり、どちらも読み手側でしかない人には理解しにくい話だとわかっています。

それだけ、特殊なことをやらせてもらえていたり、やっている自分って、進化中に違いないと勝手に決めてつけることで、笑顔で取り組めるようになっています。

書かなきゃいけない人のためのWebコピーライティング教室 森田哲生

私には、この本のタイトルは刺さりました

締切(デットライン)を設定された時点で、書くことは自由な作業から、ワークに変貌します。

社内の報告書やレポート、お客様向けの提案書ならば、一時的でひな形を守れば、オーソドックスなので、崩れることはありません。

世間にオープンになる文章を書くとすれば、誰が、いつ、どんなことを考えて読むのか、批判の対象になるのか、無視されるのか、まったくわからりません。

ユニークな校正の11章(11限)に割り当てられた一冊は、さすが、プロのコピーライターが書いた一冊とうならせる、分かりやすさとキャラ作りを感じます。

講演やセミナーで使っているので、押し付けがましくなく、こちらのレベル感を探るようなアプローチをとても心地よく感じました。

相手の具体的な要求に対して、自分が持っている、あるいは入手してきたものを無加工なままで手渡す、使いっ走りみたいなやりとりが「情報」で、相手のあいまいな要求に対して、相手のことをイメージしながら手渡すのが「コンテンツ」。つまり「プレゼント」というわけです。

「情報」と「コンテンツ」は別物であると主張する森田さんらしさが伝わってきました。

私もどうしても情報を伝えようとしすぎてしまう傾向が強く、相手をイメージしながらのコンテンツ作りが弱いと反省しています。

この違いを理解して、どうやって、作り上げていくのか。誰に届ける、何のための文章なのかをクリアにしないと、いつまでも、好き勝手な雑記ブログから抜け出せない、

「ベテラン素人ブロガー」という意味不明なブランディングに進むのは避けたいと、強い意思を抱いています。

サラリーマン・サラリーウーマン同志、および、起業家、フリーランスの方も含めた働く皆さん、書かないと書くは大きな違いです。

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書き続けてきたから見えてきたものがあります

私への経験値に加わってきた「プレゼント」だと理解しています。

何を書いたらいいのだろう、書かなきゃいけないのだろうか。

色々と躊躇する要素はあります。別に書かなくてもいいです。

ただ、今までよりも、一歩前に進むには、何か行動を起こさなければ前向きで劇的な変化はない!とだけは断言できます。

そういう思いを共有して、夢を叶えたい人は、私の主催する「サードプレイス・ラボ」への参加をお待ちしております。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。