【レビュー】『長生き「できる人」と「できない人」の習慣 』松井宏夫

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長生きは「健康」があってこそ!

2015年の日本人は平均寿命が、女性が78.05歳、男性が80.79歳となり、過去最高記録。世界でもトップ5に入る長生き国民です。

では、世界保健機関(WHO)が2000年から提示した「健康寿命」という概念と照らし合わせると、気になることがあります。

この「健康寿命」とは、医療や介護に依存しない生活ができる期間を指します。

日本人の健康寿命は、厚労省の発表によれば、2010年時点で、女性が73.62歳、男性が70.42歳となり、平均寿命との差が9.2年〜12.7年もあるとされています。

要するに不健康な余生を10年近く過ごしているのが日本人である、というデータです。病気で長期入院を余儀なくされたり、各種の薬を飲み続けたり、介護が必要な生活レベルになっている期間は、本当に幸せなのでしょうか。

長生き「できる人」と「できない人」の習慣 松井宏夫

どこが健康で長生きする為の分岐点なのかを知るヒントが満載の一冊を読みました。

食事、運動、睡眠、お酒、タバコ、性格、笑い、趣味、嗜好品など、影響してくる者は多いという指摘は納得ができます。

1つ1つのテーマは簡易なもので、目新しい切り口であれば、テレビの健康番組が作れそうな内容が盛りだくさんです。ただし、1つの項目をクリアできても、本質的な長生きにはつながらず、それぞれを合算しながら、生活習慣を変えることが重要なのがわかります。

ですから、1つ1つは、類似書で読んだことを軽く扱っている印象は否めません。ただし、これだけの複雑な要因をクリアすることに、ムキにならずに自然体で取り組める人が、健康長寿を成し遂げていると思えば、自分の不摂生な生活は、1つでも改善しようと考える、きっかけをもらえる一冊でした。

やりたいこと、夢を叶える為には、「健康長寿」は必要条件だと思うので、私も見直したい項目、再認識させてもらうことが何点もありました。

ミドル世代には、立ち読みでも良いので、読んで欲しい一冊です。