【映画】関ヶ原 〜天下分け目の合戦のスケール感〜

構想25年! なぜ、今、関ヶ原なのか?!

戦国時代の中で、関ヶ原の戦いと言えば、天下分け目の合戦と言われています。国内の武将たちが、石田三成の西軍、徳川家康の東軍に分かれて激突。わずか6時間で雌雄を決した国内最大の内乱的な戦い。

司馬遼太郎の原作を元に作られた「関ヶ原」を見てきました。

石田三成を演じる岡田准一は適役。徳川家康に役所広司。現代でベストの俳優陣を使っての最高のスケール感。

利害なのか、正義なのか。何を目指して両雄が激突することになったのか。

歴史好きには溜まらないストーリーに間違いありません。

石田三成の正義は通用しなかった?

関ヶ原の戦いは、やはり、徳川家康がシナリオを描いたと、私は考えています。家康が天下を取るために、三成を相手に選んだというセリフに惹かれました。

もし、関ヶ原で三成が勝ったなら、どんな時代を作り上げたのだろう。しばらく考えてみて、私には、まったく想像ができないです。脳が徳川史観に埋められているのかもしれない。

江戸が首都ではなく、大阪が中心地のままだったのだろうか。

正義を求めた戦いの先の未来が見えていれば、もう少し、仲間を増やせたのかもしれない。家康が正義ではない(いわゆる嫌い、憎い)では、求心力が弱かったのではないだろうか。

三成には、知恵溢れる優秀な官僚でありながらも、不器用なほど、純粋でまっすぐな思いを感じる。

一方で、人に好かれる印象はとても薄い。結局、関ヶ原で負けたのは、周りから好かれる人物ではなかったことに尽きる。

もし、彼が、誰かの下でNo.2の実務者として戦を仕切っていたら、関ヶ原の戦いは結末は変わっている可能性がある。

結局、三成が大将の器なのか、どうなのかという話なのだろう。

見事なまでに家康の術中にはまり、豊臣派が分裂していく戦い。

関ヶ原の6時間の戦いに向けた、お互いが事前準備の差が結果に繋がっている。

この映画の中で役所広司が演じる家康が、ドロドロした人間臭さを感じるのは、この事前準備を着々と施し続けていた点に尽きる。金銭の利益面だけでなく、心情面にも入り込み、見事に相手を懐柔して仲間を増やしていく。

やはり、三成が勝つためには、何かが足りなかったというのが私の結論です。

石田三成という男は時代に必要な存在だったのか

映画全般を通して、戦闘シーンと人間同士のふれ合いが丁寧に描かれており、映像も迫力があって素晴らしいものでした。

ただ、この映画が史実の全てだと考えてしまうと誤解を与えるでしょう。(司馬史観の怖さ)

相手に負けたくないのは、武将たちだけでなく、一兵卒も同じ思いを抱いていたはず。できれば勝てそうな多数のほうに、加担したくなる。

何のために戦い、どこにゴールを置くのか。
見据える未来のビジョンを踏まえて、その過程として、関ヶ原の戦いを捉えると、お互いの違い、登場人物たちの思考が少しだけ理解できてきます。

私たちも、目の前の事象に縛られることなく、自分の目指すゴールから逆算して物事を考えることが重要だと思います。

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投稿者プロフィール

安斎 輝夫
安斎 輝夫
【サードプレイス】ブロガー 、安斎輝夫。長年サラリーマンとして家庭と職場だけの生活に疑問を持ち、2017年から「サードプレイス」を研究・実践し、人と人をつなぐコネクターな存在になろうと決める。
Expand your life with energy and support. というミッションを定めて、人生を一緒に拡張していける仲間を増やすために活動を展開。月1回のリアルなイベント「サードプレイス・ラボ」の運営するリーダー(主宰者)。また、6人で執筆する、週刊「仲間と一緒にワクワクしながら、大人が本当の夢を叶える!サードプレイス・メルマガ」(まぐまぐ)の編集長。Facebookページおよびグループの「サードプレイス・ラボ」も運営中。